【種子植物図鑑 #155】ヒメハギ科にはどんな種類がいる?写真一覧

種子植物図鑑
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ヒメハギ科 Polygalaceae は日本産のものはすべて草本。葉は単葉で互生し托葉はない。花は両性で左右相称。萼片は5個。花弁は5個で一部退化または合生する。雄しべは4または8で基部は合生する。子房は上位で2室。果実は蒴果または核果。西太平洋地域を除く熱帯から暖帯にかけて17属約1,000種が知られる。日本には帰化種を含め2属13種が知られている。

本記事ではヒメハギ科を図鑑風に一挙紹介します。

写真は良いものが撮れ次第入れ替えています。また、同定は筆者が行ったものですが、誤同定があった場合予告なく変更しておりますのでご了承下さい。

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No.1617 ヒメハギ Polygala japonica

常緑の多年草(神奈川県植物誌調査会,2018)。茎は硬く基部は分枝して地をはい、先端は斜上して高さ10~30cmになる。葉はほとんど無柄の卵形または長楕円形、長さ1~3cm、幅4~15mm、中肋に湾曲する細毛がまばらにある。総状花序は茎上部の葉腋に葉と対生してつき、花弁は赤紫色、一部が退化または合着して3個のように見え、下側の花弁は先端に房状の付属体がある。蒴果は扁平な心円形で径7~8mm、宿存する2個の側萼片にはさまれる。北海道、本州、四国、九州、沖縄;朝鮮、中国、東南アジアに分布。日当りの良い草地で普通に見られるが、市街地周辺では減少している。種子にエライオソームを持ちアリによって散布される(藤井ら,2012;中西,1999;中西ら,2021)。

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引用文献

藤井真理・小坂あゆみ・増井啓治. 2012. アリに種子を運ばせる植物たち. 共生のひろば 7: 63-68. ISSN: 1881-2147, https://www.hitohaku.jp/publication/book/kyousei7_063.pdf

神奈川県植物誌調査会. 2018. 神奈川県植物誌2018 電子版. 神奈川県植物誌調査会, 小田原. 1803pp. ISBN: 9784991053726

中西弘樹. 1999. アリによる種子散布. pp.104-117. 上田恵介編. 種子散布 助けあいの進化論 2 動物たちがつくる森. 築地書館, 東京. ISBN: 9784806711933

中西弘樹・門田裕一・千々布義朗. 2021. ヒメハギ科の日本新産帰化植物、ヨーロッパヒメハギ(新称). 植物地理・分類研究 69(1): 99-101. https://doi.org/10.18942/chiribunrui.0691-14

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