出版物

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「生態情報」では以下の2シリーズを発行しています。

調査した文章はインターネットだけ公表することもできますし、紙を伴う出版や科学的な書籍に必須なISBN(国際標準図書番号)を付加した出版はお金がかかり、元をとることは難しいです。

しかし、私の調査した内容が正式な出版物として国立国会図書館に残り、少しでも後世の役に立つようにするためこのような形をとっています。

ご購入いただいても大部分が出版社に手数料がいくものですが、このホームページに掲載している内容が面白いなと感じたらお手にとっていただけると嬉しいです。

『花の生態がわかる写真図鑑 53種』 (ISBN: 9784802080569)

 花はなんのために咲くのでしょうか?少しでも科学に関心がある人なら、「動物を惹き寄せて受粉させるため」と答えることができるでしょう。しかしどの花がどのような動物を好んでいるのか?と聞かれて答えられるでしょうか?

 花の生態について市販の本をめくっても、文化史に関する記述が多く、殆どそのような点は記述されていません。特に園芸種については殆どないと思われます。

しかし、論文をしっかり調べると、世界中には知られざる長期に渡る努力の結果をまとめた研究者が居て、朧げながら花と動物および自然との関わりが明らかになりつつあります。文化史だけでなく、そのような自然史に関する内容がもっとあっても楽しいのではないでしょうか?

 そこで私はInstagramにて私が園芸種、野生種問わず撮影してきた写真を公開しつつ、論文を読み、その花の生態について一般の方にも分かりやすいようコンパクトにまとめて解説してきました。その成果を定期的に書籍という形で蓄積していきたいと考えています。

 私が分類など関係なく、色や形などの好みで花を選定し、その後調査しているので、必ずしも読み物してボリュームがあるとは限りませんが、それもまたその花について人類が知っている現状であるということができるかもしれません。その点をご了承いただいてお読みいただけると幸いです。内容は日本の書籍には載っていない内容も多いと考えています。

 一部用語など解説しきれませんでしたが、基本的には優しい語り口を心がけながら、すべての内容に引用文献をつけましたので、生き物に興味がある人から、更に詳しく学びたい人も参照できる内容になっていると嬉しいです。印刷版は印刷の限界がありますが、花の写真集としても楽しんでいただけると考えています。

 もし、楽しんでいただける方が多くいらっしゃいましたら、この書籍はシリーズとして続いていくと思います。Instagram @planted_codonも更新しておりますので、この書籍を楽しんでいただけた方はぜひそちらもフォローしていただけると嬉しいです。

pdf版・Kindle版の方がお安くなっております。冊子版は国立国会図書館納本済です。

『花の生態がわかる写真図鑑 53種』

この本の元となった投稿はInstagramからご覧いただけます。増補改訂しているため内容は書籍の方が正確です。
https://www.instagram.com/planted_codon/

目次

  1. ブッソウゲ Hibiscus rosa-sinensis とフウリンブッソウゲ Hibiscus schizopetalus の花 ―出身不明な赤い花― (アオイ科) 11
  2. アンズ Prunus armeniaca var. ansu の花 ―ウメとサクラの間に咲く花― (バラ科) 14
  3. アブラチャン Lindera praecox の花 ―早春に甲虫が来る花― (クスノキ科) 16
  4. ホトトギス Tricyrtis hirta の花 ―マルハナバチ専用の噴水― (ユリ科) 19
  5. シカクマメ Psophocarpus tetragonolobus の花 ―食べられるマメ科の青い花― (マメ科) 21
  6. シマアザミ Cirsium brevicaule の頭花 ―白いアザミ― (キク科) 23
  7. サンゴシトウ Erythrina x bidwillii の花 ―世界を巡る赤い花― (マメ科) 25
  8. ミツマタ Edgeworthia chrysantha の花 ―金を作るなら、口の長い虫を用意して下さい―(ジンチョウゲ科) 27
  9. ジャワフトモモ Syzygium samarangense の花 ―甘い果実は鳥とハチが作る―(フトモモ科) 30
  10. ツリガネニンジン Adenophora triphylla var. japonica の花 ―夜に蜜を出す花― (キキョウ科) 33
  11. リキュウバイ Exochorda racemosa の花 ―緑色の花盤が目立つ花―(バラ科) 35
  12. アキノタムラソウ Salvia japonica の花 ―青く毛深いサルビア― (シソ科) 37
  13. ツリガネカズラ Bignonia capreolata の花 ―庭に鳥を呼ぶ花―(ノウゼンカズラ科) 39
  14. ミシマサイコ Bupleurum stenophyllum の花 ―薬を作る花はテカってる― (セリ科) 41
  15. サルスベリ Lagerstroemia indica の花 ―偽の花粉を作る花― (ミソハギ科) 43
  16. テイカカズラ Trachelospermum asiaticum とケテイカカズラ Trachelospermum jasminoides var. pubescens の花 ―そっくりなのに共存している花― (キョウチクトウ科) 46
  17. イタチハギ Amorpha fruitcosa の花 ―黒と黄色のコントラスト― (マメ科) 50
  18. ヤマハゼ Toxicodendron sylvestre の花 ―黄緑色の地味な花―(ウルシ科) 52
  19. ルリマツリ Plumbago auriculata の花 ―アフリカの青い花―(イソマツ科) 54
  20. ハナハマセンブリ Centaurium tenuiflorum の花 ―可憐な外来の花― (リンドウ科) 56
  21. モッコク Ternstroemia gymnanthera の花 ―雄と両性具有だけの世界― (モッコク科) 58
  22. サフランモドキ Zephyranthes carinata の花 ―甲虫が好むピンクの花―(ヒガンバナ科) 61
  23. アサザ Nymphoides peltatum の花 ―水面の八方美人の花― (ミツガシワ科) 63
  24. ナス Solanum melongena の花 ―紫のハチの振動に応じる花―(ナス科) 65
  25. コチョウラン Phalaenopsis aphrodite の花 ―有名なのに生態が分からない花― (ラン科) 67
  26. アキノノゲシ Lactuca indica の頭花 ―秋に咲くクリーム色の花― (キク科) 70
  27. ユキヤナギ Spiraea thunbergii の花 ―庭木なのにハエが大好きな花―(バラ科) 74
  28. クコ Lycium chinense の花 ―何故かナスと形が違う花―(ナス科) 76
  29. アコウ Ficus superba の花嚢 ―1対1対応の花―(クワ科) 78
  30. クロタネソウ Nigella damascena の花 ―「広告」をうつ花― (キンポウゲ科) 81
  31. コウシュンカズラ Tristellateia australasiae の花 ―「普通」であることが珍しい花― (キントラノオ科) 83
  32. アマドコロ Polygonatum odoratum var. pluriflorum の花 ―栄養不足の花― (キジカクシ科) 86
  33. ザクロ Punica granatum の花 ―赤いのにミツバチが好む花― (ミソハギ科) 90
  34. ノハカタカラクサ Tradescantia fluminensis の花 ―白い花糸で虫を騙す花― (ツユクサ科) 92
  35. ギンリョウソウ Monotropastrum humile の花 ―日陰に咲いた憩いの場― (ツツジ科) 94
  36. キツネノテブクロ Digitalis purpurea の花 ―アメリカに行っても逞しい花―(オオバコ科) 96
  37. フヨウ Hibiscus mutabilis サキシマフヨウ Hibiscus makinoi の花 ―違いがありそうでない花― (アオイ科) 98
  38. ヤブカラシ Cayratia japonica の花 ―ミツバチとスズメバチが友達?― (ブドウ科) 101
  39. エノキグサ Acalypha australis の花 ―ポロッと落ちる花― (トウダイグサ科) 103
  40. ミミガタテンナンショウ Arisaema limbatum の花 ―死の花― (サトイモ科) 105
  41. ハゼラン Talinum paniculatum の花 ―少しだけ役に立つ花― (ハゼラン科) 107
  42. ロウバイ Lindera praecox の花 ―なぜか真冬に咲く花― (ロウバイ科) 109
  43. スイカズラ Lonicera japonica の花 ―夕方に咲く花― (スイカズラ科) 112
  44. キレハラベンダー Lavandula dentata の花 ―目立ちすぎない花―(シソ科) 114
  45. クサギ Clerodendrum trichotomum の花 ―「意外にも」蝶が花粉を運ぶ花―(クマツヅラ科) 116
  46. イカリソウ Epimedium grandiflorum var. thunbergianum f. violaceum の花 ―二重構造の花― (メギ科) 118
  47. カラシナ Brassica juncea の花 ―野菜にも虫が必要― (アブラナ科) 120
  48. ノウゼンハレン Tropaeolum majus の花 ―甲虫の休憩場所?― (ノウゼンハレン科) 122
  49. イヌツゲ Ilex crenata var. crenata の花 ―地味なのに人気な花― (モチノキ科) 124
  50. タケニグサ Macleaya cordata の花 ―花びらを雄しべに変えた花―(ケシ科) 126
    おまけ. キタウラジロチチコグサ Gamochaeta chinoesthes とミナミウラジロチチコグサ Gamochaeta coarctata の頭花 (キク科) 128

機関紙「Ecological Notes」 (ISSN: 2436-2506)

「Ecological Notes」(ISSN 2436-2506、国立国会図書館納本済み)は15年以上行ってきたフィールドワークの中で動植物を9000枚以上撮影し、多足類・クモ・ダニ・昆虫など広域分類群を含む土壌動物を毎年数百サンプル以上検鏡してきた生態情報の池田健一が蓄積していた撮影記録、及び種の国内分布情報、分類学的検討などの報文を掲載する生態学の雑誌です。刊行ペースは不定期です。執筆に際しては注力して文献収集に努めましたが、速報性を重視しています。研究だけではなく、一般の方にも理解できるように工夫していきたいと考えていますが、基本的には学術的にのみ価値のある記事も含む硬派な雑誌となっております。一つ一つは細かい記録でも積み重ねることで情報が蓄積し、生態系保全に繋がることを願っています。

『Ecological Notes』

No. 1 目次

No.2 目次

  • 屋久島におけるトカラマルトビムシ類似種の記録 1
  • 2016年に確認された大阪府咲くやこの花館におけるオオシワアリとウスヒメキアリの追加記録 1
  • 東京都におけるクロヒメアリのトビイロシワアリ捕食例 3
  • ザトウムシの食性に関する国内文献記録について 5
  • オニイグチ属の子実体に乗るヤマナメクジ 11
  • 奈良県未記録のハエ目(双翅目) New records of Diptera from Nara, Japan 13
  • 奈良県未記録のハチ目(膜翅目) New records of Hymenoptera from Nara, Japan 36
  • 奈良県未記録のトビムシ目(粘管目)・アミメカゲロウ目(脈翅目)・コウチュウ目(鞘翅目)・オオムカデ目(付録:奈良県陸上節足動物の文献記録) New records of Collembola, Neuroptera, Coleoptera and Scolopendromorpha from Nara, Japan (Appendix: Literature records of terrestrial Arthropod in Nara Prefecture) 51
  • 奈良県のヤマトシミと国内分布文献記録 76
  • 兵庫県におけるカジリムシ目(チャタテムシ類)の記録3例と国内分布の部分的整理 79
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