Ikeda, K.

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植物

ヒゴスミレとエンザンスミレの違いは?2種は環境によって「開放花」と「閉鎖花」は巧みに使い分けていた!

ヒゴスミレとエンザンスミレは自然度のある程度高い場所に生息するスミレ属の仲間で葉が細かく分かれる点で他のスミレ属の仲間とは大きく異なり特徴的ですが、花の形は殆ど同じで2種の区別は少し難しいです。2種は形態学的には葉がヒゴスミレでは5つに分か...
植物

なぜイギリスで緑茶ではなく紅茶が好まれるのか?チャノキの花に訪れるのはハエばかり?

チャノキは必須栄養素・カテキンとカフェインが含まれ、日本でも食卓から外出先まで飲み物として最も重要で欠かせない存在です。その起源はご存知のように中国にあり、日本には自生していない種類でした。しかしその中国でも野生種は確認されておらず、不思議...
植物

クサノオウとヤマブキソウの違いは?似た種類の見分け方を解説!毒性は?クサノオウの花が斜めに傾いて咲くのはなぜ?

クサノオウとヤマブキソウはいずれも黄色い4枚の花弁から構成されるケシ科の野生種であるため、区別に迷うことがあるかもしれません。葉は小葉の鋸歯の有無で見分けることができ、花は殆どそっくりですが、花序の付き方や雄しべや雌しべの形に違いがあります...
植物

アオキ・ナンゴクアオキ・ヒメアオキの違いは?似た種類の見分け方を解説!地味な花にはキノコバエばかり訪れていた!?果実を食べるのはヒヨドリばかり!?

アオキは東アジアの照葉樹林に分布し、日本では都市部でも植栽され見かけない日は無いほどメジャーな植物です。アオキにはいくつか変種が知られており、アオキ(狭義)・ナンゴクアオキ・ヒメアオキに分けられることが多いです。名前だけでは区別点はよく分か...
動物

マエグロツリアブの日本国内記録と滋賀県の初記録を報告!(『月刊むし』掲載論文)

本記事では以下の雑誌にて公表した「滋賀県におけるマエグロツリアブの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一. 2021. 滋賀県におけるマエグロツリアブの記録. 月刊むし 610: 46. ISSN: 0388-418X (fu...
植物

ネコノヒゲ(クミスクチン)に似た種類は?見分け方を解説、花には蝶が専門に訪れていた!?クミスクチン茶の効果は?

ネコノヒゲ(クミスクチン)は日本国内では雄しべが長い花が人気の観賞用の園芸種として知られています。また沖縄ではクミスクチンと呼ばれ、クミスクチン茶として利用されることがあります。近縁種は同属にいくつか知られていますがあまり似ていません。日本...
植物

絶滅危惧種トラノオスズカケは平賀源内ゆかりの希少植物だった?

トラノオスズカケは西日本を中心に分布し、環境省では指定はないものの、各都道府県で、絶滅危惧種として指定されている多年草です。個体数がとても少ないことが絶滅危惧種として指定されている理由ですが、なぜ個体数が少ないかはよく分かっていないようです...
植物

キンモクセイが「日本に雄株のみが持ち込まれた」というのは嘘?独特の匂いを嫌う虫がいる?

キンモクセイは一般に中国原産と言われる雌雄異株の常緑小高木です。この木の由来として「日本に雄株のみが持ち込まれた」と記述されることが頻繁にあります。しかし、おそらくこれは事実でなく日本で選抜されたクローン個体群であるというように近年は考えら...
植物

オオイヌノフグリ・タチイヌノフグリ・フラサバソウ・イヌノフグリの違いは?似た種類の見分け方を解説!オオイヌノフグリはイヌノフグリを駆逐していた!?

オオイヌノフグリ・タチイヌノフグリ・フラサバソウ・イヌノフグリは世界中の畑や道端で見られる青い野生種4種で日本でも早春の花を代表し、雑草に興味をもった時、一番初めの方に名前を覚える植物かもしれません。ただ、いずれも花も青~紫色をしており、葉...
植物

ニホンズイセンとスイセン(水仙)には違いあり!毒性は?ニラとの区別は?原産地はどこ?花はなぜ冬に咲くように進化した?

水仙は日本では冬に咲く観賞用の園芸植物としてとても人気の高い種類です。しかし、少し調べるとニホンズイセンあったり、単にスイセンと表記されている場合があります。ニホンズイセンとスイセンでは何か違いがあるのでしょうか?ニホンズイセンとは中国原産...
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