生き物

スポンサーリンク
植物

サギソウに似た種類は?花にはスズメガという蛾がやってくる!?それだけではなく、アザミウマという微小昆虫も受粉に重要な役割を果たしていた!?「鷺草伝説」とは?

サギソウはやや湿った場所に生息する多年草で、園芸でも人気の種類ですが、残念ながら湿地生息地の減少や盗掘が原因で環境省レッドリストでは準絶滅危惧になっている種類でもあります。近縁種は多く、サギソウの名がつく種類も多いですが、鷺のように横に平た...
動物

湿地に生息するトゲヒシバッタの「トゲ」はカエルから身を守るためだった!擬死行動と組み合わせた合理的防衛術!

皆さんはトゲヒシバッタという昆虫をご存知でしょうか?水田などにいけば本州では比較的よく生息している生き物です。この種類は驚いたことに「体についているトゲ」と「擬死という行動」の2つのセットでカエルから捕食されることを防いでいることが明らかに...
植物

ツリフネソウ・キツリフネ・ホウセンカの違いは?似た種類の見分け方を解説!花はマルハナバチ専用のはずが不正乗船する昆虫達も多数!?ツリフネソウとキツリフネの競争は熾烈だった!?

ツリフネソウ・キツリフネ・ホウセンカは船のような形の花を持つ3種です。一見全て花の形が似ており、特にツリフネソウとキツリフネは同じ湿地に生息することもあり、類似しています。しかし、全体の毛と花の色や形をよく観察すれば区別できます。また葉だけ...
動物

「口から」糸を吐いて捕食する珍しいクモ、ユカタヤマシログモはお家の中で見られます!

皆さんはクモをイメージするときどのように糸を出すことを想像しますか?よくある誤解は口から糸を出すと思われていることです。実際のクモは腹部に「糸疣(spinneret)」と呼ばれる器官があり、ここから糸を出します。クモは普通は口から糸を吐いた...
動物

ワタリコウガイビルの日本国内記録と兵庫県の初記録を報告!(『Nature Study』掲載論文)

本記事では以下の雑誌にて公表した「兵庫県におけるワタリコウガイビルの記録」の報文の下書きを掲載します。引用方法:池田健一・池田篤弥. 2022. 兵庫県におけるワタリコウガイビルの記録. Nature Study 68(5): 6. ISS...
植物

「ヒマワリが太陽を向く」というのは嘘?なぜロシアとウクライナで国花になった?

ヒマワリは太陽を向くと言われ、元気で明るいイメージがあり、現在では日本でも馴染みが深い植物です。北アメリカ原産で種類は多数ありますが、日本で見られるヒマワリ属の種類は限られています。ヒトとヒマワリの歴史は紀元前2600年ほどまで遡り、メキシ...
植物

ヒメコウゾとコウゾの違いは?ヒメコウゾの花は弾発する?コウゾの歴史とは?果実は食用になる?

ヒメコウゾとコウゾは紙として古代から利用され、ヒメコウゾについては今でも身近な緑地で見かけることのある種類です。しかし、この2種の違いについてあまりはっきりとした区別が分からないとする文献も存在し、かなり混同されてきた歴史があります。しかし...
植物

ホタルカズラとミヤマホタルカズラの違いは?似た種類の見分け方を解説!花は日陰になっても受粉できる秘密を持っていた?

ホタルカズラとミヤマホタルカズラは似た名前であるので混同されることがあるかもしれませんが、そもそもホタルカズラは在来種なのに対して、ミヤマホタルカズラは園芸種という大きな違いがあります。葉の形、花の形も見た目でわかるほど違います。ホタルカズ...
植物

シラン(紫蘭)に似た種類は?花はハチを騙すだけでなく、オスバチの求愛を利用することが最新の研究で判明!

シランは本来日本の本州〜沖縄に自然分布する多年草ですが、野生のものは準絶滅危惧種となっています。一方で園芸植物としても人気でどの街に行っても見かけるほどです。かつては日本の野生個体群は栽培個体が逸出したとも考えられていましたが、現在は野生分...
動物

クモとスズメバチ類間では世界普遍的に「ギルド内捕食」が発生し、生態系の安定に寄与する可能性があることが研究で判明!【プレスリリース】

「生態情報」では筆頭著者の野口大介様のご依頼で有償でイントロダクション・ディスカッション・文献調査をお手伝いさせていただき、クモとスズメバチ類間のギルド内捕食が世界普遍的に発生し、クモとスズメバチ類間の「対称のギルド内捕食」が発生する可能性...
スポンサーリンク